年頭御挨拶

　　　　　　　　　　　　　　御挨拶

平成３０年１月１日

雄山神社権宮司　前田　逸男

平成三十年を迎えて、皆様新年あけましておめでとうございます。年頭のご挨拶を申し上げます。

天皇陛下におかせられましては、生前退位を申し上げて以来、報道に於いては、三十一年三月が有力ではないかと報じておりましたが十二月一日に皇室会議が開催され、三十一年四月三十日退位。五月一日即位と決定されました。茲に改めて皇室の益々の御安泰を切にお祈り申し上げる次第であります。さて、天皇皇后両陛下には、平成二十九年五月二十八日に「第六十八回全国植樹祭とやま」に行幸啓なされ旧官国幣社並びに指定護国神社に幣饌料賜りました。

　また、近年各地で自然災害が続く中、二十九年は、福岡県南部の大洪水、誠に悲惨な事となり被災された方々に御見舞と亡くなられた方にお悔やみを申し上げたく存じます。富山県に於いても今年は、大雨が続き当社の横を流れる常願寺川も洪水となり川の流れが変わってしまい大変な事態となりました。こう言う災害も地球温暖化が原因なのでしょうか。全世界の国々がもっとＣＯ２の削減に真剣に取り組まなければならないと思う。

話は変わりますが、当社において、立山町国際交流の外国人の体験を神社で引き受けて戴けないかとの要望により、先に明治大学のゼミの一つとして留学生の巫女体験。また、布橋灌頂会に参加する外国人の巫女体験を職員全員で務めさせていただきました。内容は、明治大学の留学生を併せて二十八名内男性九名、女性十九名で男性は、白衣袴の着付、太鼓の敲き方並びに参拝作法。女性は、同じく白衣緋袴の付け方と参拝作法、そして、神楽舞を実施。布橋灌頂会に参加の女性外国人七名は、同じく着付、参拝作法、境内の案内等をし解散した。

　これも新幹線開通の効果ではないかと思われます。開通して三年弱ですが、県も国内外の観光誘致に力を入れてますし、特にアルペンルートでの立山観光、新鮮な魚介類の食べ歩きなど魅力がいっぱいです。是非皆さん富山県にご旅行下さい。

最後に、本年も皆様方にとりまして良い年でありますよう御祈念申し上げまして御挨拶と致します。